「ダンシングさん来てくれないかな」谷村新司の息子の結婚式二次会へ
――いろんな意味の「無茶しないで」(笑)。
ダンシング 鮮明に覚えています。お会いできたのは、この一度きり。ニアミスはあったんですよ。ある人から電話があって、谷村新司さんの息子さんが結婚されるので、その二次会でダンシング☆谷村として歌を歌ってくれないかと。聞くと、息子さんが「ダンシングさん、来てくれないかな」ということらしくて。光栄じゃないですか。
もちろん快諾して参加させていただいたのですが、披露宴では本物のアリスが生演奏したっていうんです。「俺も見てみたかったな~」なんて思いながら二次会のために準備をして、袖で出番を待っていると、司会の方が「それでは皆様! 先ほど谷村新司さん、お父さまが披露宴で歌われましたが、『歌い足りない』ということで、こちらの二次会でもう1曲歌うことになりました!」って言うんです。ホントに心の底から「やめてくれよ!」って思いました。すっげぇ盛り上がってるんですよ、会場。その地鳴りみたいな歓声を聞いて、スベるかウケるか死ぬかのどれかだなと思って。
――(笑)。結果、盛り上がったんですか?
ダンシング みなさんのおかげでめっちゃ盛り上がりました。感謝しかないです。こんなふざけたものまねをしているのに、ご縁というか本当にありがたいなって思います。
「使っているのは歌舞伎役者と私と岩本恭生さんだけ」の必需品
――本日も撮影のために谷村さんのメイクをしていただきましたが、こうして間近で見ると、その手際の良さに驚かされるというか。
ダンシング 羽二重のテープがポイントなんですよ。これって歌舞伎役者がカツラなどに付けるテープで、上からドーランが塗れるんです。普通のテープだと色が乗らないけど、羽二重だときれいに乗る。僕が知る限り、使用しているのは歌舞伎役者と私と岩本恭生さんだけなはず(笑)。このカツラは、東急ハンズで買ったものを自分でアレンジしてるんですけど、もう売ってない。販売中止になると聞いて、最後に30個くらいを急いで買って、まだ10個くらい残ってます。ただ、途中から衣装屋さんやカツラ屋さんと知り合って、より長持ちするように工夫していただいているので、そう簡単に劣化しないようにはなっています。

