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2人目の容疑者は…
2人目は前夫パスカーレだ。暴力的な性格で離婚後もセルマを執拗に追いかけ、パーティでの口論が動機とされた。ただ、殺害すれば自身に不利になるとの指摘もあり、有力視されていない。
3人目はマフィアのボス、ラッキー・ルチアーノ(当時38歳)。セルマのカフェに賭博場を開設するよう要求し、拒否されたため報復したという説がある。セルマが運転手に「ギャングが尾行している」と語った言葉や、1万ドルの脅迫を受けていたという情報がこれを裏付け、彼女の弁護士にプロデューサーが「名前を出すな」と圧力をかけた人物こそがルチアーノであるとの見方が有力だ。
さらに、ローランドの別居中の妻ジュエルも疑わしいとされる。夫の浮気相手であるセルマへの嫉妬や、カフェ経営の金銭トラブルが背景にあったという。
いずれにしろ、殺人の決定的証拠はないものの、1935年当時のハリウッドはスタジオの影響力が強く、警察や検死官も「スキャンダル回避」をしたというのが定説で、事件から90年以上経った2026年7月現在も、公式見解は事故死のままで変わっていない。