東京・表参道でオトナな朗読会が行われている。人気AV男優の大島丈さんが、格調高い古典文学から艶っぽい官能小説まで、ダンディでセクシーな美声で読み上げ、多くの女性を虜にしている。
「過去の演目で特に好評だったのは『よだかの星』と『幸福の王子』です。来場されるのは9割9分が女性。丈さんの包容力や優しさが心の琴線に触れるのでしょう。大人の女性が自分だけの王子様に会いに来て、朗読に涙して心を癒す。『表参道文學』が最高の“涙活(るいかつ)”の場になればいいなと思います」(主催者のモリマツコウスケ氏)
大島さんは28年のキャリアを持つベテラン男優だが、意外なことに朗読は初挑戦。間の取り方や声色の使い方に、これまでの経験が活きていると実感するそうだ。
「少年時代は勉強嫌いの漢和辞典好きでした。やらしい漢字を探すのが楽しくて……というのは冗談です。中学時代は筒井康隆の小説に傾倒していました。将来的には自分が書いた官能小説を朗読したいという野望があります。とはいえ、まだ書き始めてもいないのですが(笑)」
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「表参道文學」
次回公演は11月2日、「NOSE art garage」で開催。朗読CD「表参道文學」も発売中。詳細は公式ツイッター@omotesandobungまで