関ジャニ∞村上は中居を継ぐ存在に
エグみのあるキャラといえば、坂上忍はいまやすっかり“フジテレビの顔”という存在に。今年、フジだけでもゴールデンタイムでMCの番組が2つスタートしている。エグみのあるキャラが芸人以外から出てきて、逆に芸人はピースフルだったりポップなキャラクターだというのが今の時代をあらわしていると言えるのかもしれない。
ジャニーズアイドルでは関ジャニ∞の村上信五の安定感が目立っていた。昨年に引き続き、今年もビートたけしと共にフジテレビの『27時間テレビ』のMCをまったく違和感なく担当。今年は、ロシアワールドカップのナビゲーターも務めた。もちろん『月曜から夜ふかし』や『関ジャム 完全燃SHOW』などこれまで引き続き担当しているレギュラー番組でも絶妙な軽さで番組をポップに仕立て、中居正広を継ぐ存在であることを印象づけていた。
下半期、突如として現れた「和田アキ子完コピ」Mr.シャチホコ
女性タレントでは、芸人のガンバレルーヤの存在感が強烈だった。一度見たら忘れられない風貌で健気にがんばる姿は自然と応援したくなる。それでいて毒もあるのも面白い。アイドルグループ「アイドリング!!!」出身でありながら、全力でやり切る朝日奈央や、「なでしこジャパン」として国民栄誉賞を受けながらも、奔放なぶっちゃけ発言でバラエティを賑わせた丸山桂里奈などの活躍も目立っていた。またアナウンサーであるテレ朝の弘中綾香、TBSの宇垣美里はあざとさを凌駕する可愛らしさや、その中に忍ばせた毒っ気で人気に。
“新人”では、上半期は見るからに“一発屋”の雰囲気を醸し出しながらひょっこり人気になったひょっこりはんが、下半期では突如、和田アキ子の完コピモノマネであらわれたMr.シャチホコが印象的。特に後者のモノマネの完成度は、コージー冨田のタモリ以来の衝撃。しかも、その和田アキ子モノマネをやり始めてそれほど経っていないというから驚き。末恐ろしい存在だ。