地元自治体も注目 異例のWポスター起用
もちろん人気だけではなく実力も兼ね備えているのが藤原だ。抜群の野球センスに身体能力。まだ高校を卒業したばかりのルーキーとは思えない適応能力で一軍の環境の中、存在感を出している。チームを指揮する井口資仁監督も「実戦型の選手という印象。実戦の中で成長をしていっている。目を見張るものがある」と称賛。さらにファン、メディアの注目を一身に浴びながらも、注目をされればされるほど結果を出す姿に「そういう星の下に生まれた選手」と目を細める。
千葉のスーパースター誕生の予感に地元自治体も黙ってはいない。千葉海上保安部がポスターに起用すると、千葉市消防局もポスター起用を決定。新人では異例のWポスター起用となった。グッズも3月9日には大阪桐蔭高校のチームメート・根尾昂内野手とのコラボグッズ(缶バッジ、フラッグ、キーホルダー、Tシャツ、タオル)が大量販売された。
マリーンズの新たな希望・藤原恭大。そのプロ1年目は新人合同自主トレ、キャンプ、そしてオープン戦の途中。ここからいよいよ本当の第一歩を踏む。1年目でどのような軌跡を歩むのか。そしてその活躍と共にグッズはどれほど展開され、売れていくのか。注目されることをエネルギーに変える若者だけに注目をして見ていただきたい。
梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ)
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