CS進出争いが激化している。我が東北楽天ゴールデンイーグルスは9月14日現在4位。上位2チームとは少し離れたものの3位ロッテとの差が1.0ゲームとむちゃくちゃ面白い展開になってきている。この時期にまだペナントレースを楽しませてくれている事を非常に有り難く思うし、とにかくCS進出を決めてほしい。
僕はというとパ・リーグをチェックはもちろん、相変わらず今年の夏の甲子園の録画を未だにチェックする毎日。仙台育英の小濃選手が大量リードを許している相手のピッチャーに水を届けるシーンにあらめて高校球児のカッコ良さを感じたり、作新学院の二遊間や鶴岡東のピッチャーをみてプロ志望届け出してほしいなぁなんて日々である。プロ野球とは全く違うが、改めて気づかせてもらえる大切な部分はたくさんある。というわけで、今回は101回大会をヒントに楽天イーグルスの9月の戦い方を考えたい。
1点差ゲームをものにするため…広島商業に学ぶ戦い方
まずは広島商業の確実なバントだ。
9月に入り二桁安打した試合がたった1試合と、ここにきて打撃陣に元気がないように感じる。確かにそうかもしれない。がホントにそれだけだろうか。島内、銀次は好調キープ。ブラッシュに関しては良い所での一発もあり、9月に入り5本のホームランを放ち楽天の外国人ホームラン新記録32号も飛び出した。しかしながらブラッシュ選手がホームランを打った5試合中4試合が1点差ゲームで、3試合が負けゲームとなっている。あと1点……ランナーがいればなんて事も考えてしまうが、そのランナーをスコアリングポジションに進め、相手にプレッシャーをかける事がまず大切ではないだろうか。
ランナーセカンドでブラッシュ選手? 一塁空いてる? 相手投手はもちろんくさい攻めになり結局歩かされてしまうのでは? いいではないか。
送りバントはしっかり決めたいぞ、である。
ちなみに広島商業は岡山学芸館との初戦でバントを4回企画し4回成功。ちなみにファールや空振りもなし、全て一球で仕留める姿に広島商業のバントにかけるプライドを見た。当たり前のプレイのようでこれがなかなか出来ない。9月12日の日ハム戦でもランナー一塁でオコエ選手がバント失敗で無得点の次の回にしっかり失点している。バント不得意な選手にわざわざサインは出さなくてもいいが、現状のオコエ選手はそのサインに答えなくてはいけない選手。CSやその先の短期決戦ではこのバントが勝敗を分ける試合が必ず存在する。