一口に野球ファンと言っても色々な人が居るもので。選手のファンのみならず、長嶋さんのファンや王さんのファンのように首脳陣に想いを寄せる人、ご当地スタジアムが好き過ぎてチームを応援している人、チアリーダーが好きな人、ビールの売り子が好きな人と、野球にはつくづく色々な見方があるのだなといつも感心してしまう。
中でも多くの人が魅せられている「球団マスコット」。
場外ステージの思い出と「ジャビットファミリー」
自分が場外ステージでMCを務めていた時、それこそ「
(どの球団の職員も、
今回のコラムの対戦相手がジャイアンツなので、少し怖いがそこのマスコットにも触れてみようか。当時自分はジャイアンツのマスコットを「ジャビット」だと認識していた。男のマスコットが「ジャビット」で女のマスコットが「ビッキー」だと。しかし、その日担当スタッフから告げられた言葉は「今日はステージにジャビィくんが登場してくれますよ」の一言。「ジャビット」の愛称が「ジャビィ」なのだろうとふわっと認識したのだが、ステージに登場したのは555番で、その球団の担当の方が「ジャバくんです!」と、とても明るく紹介してくれた。自分の頭の中はもう「???」である。「ジャビット」なのか「ジャビィ」なのか「ジャバくん」なのか。すぐさま会場を離脱しスマホとにらめっこをしたのは言うまでもない。
その球団の事をあんなに真剣に調べ倒したのは後にも先にもあの日だけだっただろう。今では「ミスター」も「シスター」も「キッズ」も「おじいちゃん」も「いとこ」も「はとこ」もいる事を知っているのだから、ある意味立派な「ジャビットファミリー」通と言えるのではないだろうか。