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イーグルスショップみたいになってるガソリンスタンド

 一方、グッズの種類があまりに豊富で、収集家のようになってしまう人もいる。

「他の球団に比べても(グッズ開発部隊の)目線が違いますよね。あとファン心理として、限定と言われるとこっちも買いたくなっちゃう」

 と語るのは、大崎市鹿島台町でガソリンスタンドを経営する尾口さん。尾口さんは、Sluggerが発行するプロ野球選手名鑑(日本スポーツ企画出版社)の名鑑ページに広告掲載してしまうほどのイーグルス好き。

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 抽選で当たったという今シーズン2軍調整中だった岸孝之が「早く投げたい!」とその時の気持ちを書いた超貴重なサインボール。

 

 球場のどこかで使われていたであろう嶋基宏や岡島豪郎のどデカいパネル……。

 

 などガソリンスタンド内はイーグルスショップのようにグッズが埋め尽くされている。

 また田中和基が大好きな奥さんのベッド周りは、顔写真クッション、写真入りバスタオル、実際の声で起こしてくれる目覚まし時計、顔つきハンガー、ポスター、誕生日プレゼントのサインボール、等で埋めつくされているとのこと。また15万円もしたという和基の使用済グラブも保有しているのだとか。

 そして事務室の角には、嶋コーナー。

 

 ヤクルト移籍した嶋をみるとなんだか物哀しくもなってしまうが、引退選手や移籍選手のグッズ、飾りきれないグッズは備品庫には大量に保管されているのだという。

 そんな尾口さんでも、「あまりに新商品がでるので最近は自制している(笑)」と語るのだから、この商品アイテムの多さは全部ある意味マニア泣かせなのかもしれない。

 引き続き球団グッズチームの担当の方には、ファン心をくすぐるアイテムや津留崎マッスル腕枕クッションを超えるアグレッシブな商品の開発を期待しつつ、個人的には11月5日発売予定の渡辺直人引退記念グッズをなんとかゲットしたいとおもいます!

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