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ドラゴンズの一体感に“ライブ”を感じる

 そんな立浪選手が!!! 2022年シーズンから!! 選手から監督へと立場を変え、ドラゴンズに復帰されました!!! 本当に嬉しい!!

 ミスタードラゴンズであり、私にとってのヒーローがドラゴンズブルーのユニフォームを纏って指揮を執っております! しかも、4月19日現在、首位と2.5ゲーム差の3位と大健闘しております(涙)。こんなことってあるのかよ(涙)。

 立浪監督自身「1~2年は我慢」とおっしゃっていましたが、早漏ポジティブファンの私にとっては「まままさか今年? いっちゃう?? いっちゃうんじゃない???」状態でございます。劇的な逆転勝ちが多く、画面越しで見ても球場の盛り上がりがすごい! 現場行きて~~!

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 昨シーズンの課題だった攻撃面の改善、又吉投手の移籍によるセットアッパー不在、この2つの問題点も現状克服しているように感じます。監督就任時の「打つ方は必ずなんとかする」との力強いお言葉通り、チームは去年とは見違えるほど勝負強くなりました。

 うれしいのは、岡林、石川昂両若手選手のスタメン起用に彼らが応えている点! 入団時から将来のレギュラー候補として期待されている2人ですが、昨シーズンまでは1軍定着に至らず。近年の若手環境にすっかり慣らされていた私は、「26、7歳ぐらいでレギュラー取ってくれたらいいなぁ……」と思っていましたが、岡林選手はオープン戦から大活躍で文句なし。

 石川昂選手に関しては、立浪監督が早々と「今年は使い続ける」と今までのドラゴンズでは考えられない方針を打ち出しており、現在も打順下位であれば十分存在感のある成績を残しております。しかも日に日に良くなっている。打撃コーチにかつてのチームメイト中村紀洋さんを招聘し、石川昂選手と師弟関係を築いているのもイイですね。

 そして、なんといっても今年は緊迫したクロスゲーム、逆転勝ちがとても多く、例年にも増して、球場の熱狂、一体感があると感じております。今季10勝中5勝が逆転勝ち!(4月19日現在) こんなのイヤでもアガっちゃう……(悦)。選手もファンも逆転できることを信じて戦っているのがとてもイイ! 「僕もあなたも願ってる~」状態ですね。いや、「信じている」だから「願ってる」よりも気持ちが強い状態です。

 私たちもライブをしているとき、自分たちが気持ちのいい演奏をして、お客さんがそれを聴き、体全体で気持ち良くなってくれるほど嬉しいことはありません。そんなときはこちらも体が熱くなって、頭がカーッとして、幸福感を衣のようにまといながら、会場全体と一体になります。

 今のドラゴンズの一体感には“ライブ”を感じます。しかも、ただのライブじゃない、カッコ良いライブです。好きなチームがカッコイイので、私もカッコ良くなるために精進して参ります。絶対勝つぞ、ドラゴンズ!

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