1ページ目から読む
2/2ページ目

「仙台、宮城県といえば自分はこれしかないです」

 ラストは楽天イーグルス一筋18年、銀次選手。

銀次選手 ©河内一朗

 先週土曜日(4月29日)に楽天モバイルパーク宮城で行われたファーム戦に出場。6回裏、代打で銀次選手のコールがなると球場は大歓声に包まれた。東北のファンに愛される楽天イーグルスの宝・銀次選手の揚げ物ドラフト1位は……。

銀次選手「ドラフト1位は定義山の三角油揚げしかないですね。まだ誰も出てきてないんですか? 三角油揚げはサンドウィッチマンさんも大好きですよ。仙台、宮城県といえば自分はこれしかないです」ときっぱり。

ADVERTISEMENT

 定義とうふ店の「三角油揚げ」、銀次選手が一本釣り!

 その言葉には東北・宮城への愛がたっぷりと詰まっていた。そのあと銀次選手は「今日(4/29)からまた試合に出るので、いい感じに(状態を)上げてきました。あと一軍の試合はもちろん毎日観ていて、一軍にいくイメージは出来ています」と何とも嬉しい言葉を聞くことができた。

 銀次選手がいない優勝は想像できない。いや、したくはない。10年前のリーグ優勝、日本一を経験した選手は現在チームに7人いるが、東北出身者は銀次選手のみである。ここから一軍で活躍して東北を大いに沸かせる背番号33を目に焼き付けたい。

----------------------------------

 ほかに単独指名に成功した選手は以下の通り(背番号順)

岸孝之選手「海老の天ぷら」
荘司康誠選手「なすの天ぷら」
安樂智大選手「ほたての天ぷら」
早川隆久選手「ささみしその天ぷら」
岡島豪郎選手「串揚げ」
酒居知史選手「とうもろこしの天ぷら」
山﨑剛選手「たこの唐揚げ」
藤平尚真選手「さつまいもの天ぷら」
渡邊佳明選手「(佐竹コーチからの差し入れでもらった)アスパラの天ぷら」
安田悠馬選手「かしわの天ぷら」
鈴木翔天選手「西口直人選手のお父さんが作る豚天」
石橋良太選手「穴子の天ぷら」
村林一輝選手「ささみフライ」
内星龍選手「チキンマックナゲット」
宮森智志選手「とんかつ」

------------------------------------

 楽天イーグルスがここからAクラスに向かっていくための願掛けとして、選手が選んだ「揚げ物ドラフト1位」を美味しくいただいてみてはいかがでしょうか。

 アゲアゲで鷲が掴む!

◆ ◆ ◆

※「文春野球コラム ペナントレース2023」実施中。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイト http://bunshun.jp/articles/62374 でHITボタンを押してください。

HIT!

この記事を応援したい方は上のボールをクリック。詳細はこちらから。