箱根駅伝は、今年で102回目を迎える。この11年間は原晋監督が率いる青山学院大が8度の総合優勝を遂げており、青学大の“天下”。ただ今年は、早稲田大と中央大といった伝統校が復活の予徴を見せ、勢力図が変化しているという。そこで、早大競走部駅伝監督の花田勝彦さんと、中央大陸上競技部駅伝監督の藤原正和さんに、「打倒青学」の秘策を訊いた(司会・構成=生島淳)。
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「花の2区」
藤原 山上りの区間距離が長かった時は、(勝敗に占める)5区の比重が高い時期もありましたが、箱根に関しては2区こそエースが走るべき区間だと思います。
花田 私の場合、2区は一度しか走っていませんが、何度か走らないと記録が出せない難しい区間だと思います。もう一度走っていれば効率的なコース取りも出来て、あと30秒くらいは縮められたかと思いますが、ラスト3キロの自動車専用道路に入ってからがきつい。特にラスト800メートルは登ったままでの襷渡しになるので、気持ちの面でも余裕を持っておかないと失速してしまいますね。
――藤原監督は、今回の2区はハイレベルになると予想されていますね。
藤原 エリートランナーの目安として、この区間で「65分台」を出せるかどうかが一つの目安になります。前回は3人の選手が65分台を出しましたが、今回は5人くらいは65分台を出してくるんじゃないでしょうか。
――中央の溜池一太(4年)、早稲田の山口智規(4年)、そしてマラソン日本学生記録を持つ黒田朝日(青学大・4年)、そして留学生ランナーも65分台を出してきそうですね。
藤原 学生時代に2区を走り、65分台を出して、社会人になって世界に挑戦していく流れが出来ると陸上界全体としても盛り上がっていくんじゃないでしょうか。
花田 65分どころか、64分台に突入するくらい、学生長距離界のレベルが上がっています。早稲田も乗り遅れないようにしないと。
――藤原監督は2区に溜池選手を起用すると明言されています。






