日本を動かす官僚の街・霞が関から“マル秘”情報をお伝えする『文藝春秋』の名物コラム「霞が関コンフィデンシャル」。最新号から、ダイジェストで紹介します。 

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電撃退任の余波

 総務省は、官邸の介入で竹村晃一氏(平成元年、旧郵政省)の総務審議官留任が発表直前に却下され、大騒ぎの夏になった。

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 総務審議官は次官級ポスト。空席にはできない。そこで湯本博信総合通信基盤局長(2年、同)を急遽、総務審議官に昇格させ、1年前にデジタル庁へ移ったばかりだった技官の荻原直彦氏(4年、同)が引き戻され、「棚ぼた」(郵政系幹部)で後任に就いた。

竹村晃一氏[総務省提供] ©時事通信社

「高市総理のお気に入り」(同前)とされる原邦彰事務次官(昭和63年、旧自治省)の退任が翻ったとしても、本来ならば竹村氏も総務審議官に留まって来年の次官を目指すはずだった。退任にまで追い込まれた最大の原因が、NHK会長人事だ。放送法上、NHK経営委員会が決めることになっている会長の人選に、竹村氏は関与しようとしなかった。

 NHK理事時代から井上樹彦会長(55年入局)を毛嫌いする高市首相は、財界人の起用を望んでいた。建前に拘って財界人のリクルートに動かない竹村氏を見て「次官の器ではないと判断した」(内閣官房関係者)という。

総務省 ©Nobuyuki_Yoshikawa/イメージマート

 竹村氏の電撃退任で、出口和宏自治財政局長(平成4年、旧自治省)は嫌な予感がしているはずだ。自治系では原次官、大沢博消防庁長官(2年、同)の次の次官候補と目される出口氏は広報室長時代、記者会見の“仕切りの悪さ”が嫌われて、当時の高市総務相から1年で異動させられた。高市政権が続けば「どこかで切られる不安がある」(総務省若手)という。〈続きでは、高市人事で最も得をした人物についても語られています〉

※本記事の全文(約4500字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年10月号に掲載されています(霞が関コンフィデンシャル)。

出典元

文藝春秋

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