メガネのつる(テンプルと言うらしい)が折れた。レンズと耳を連結する部分だ。なぜもう少し頑張ってくれないのか。わたしも若く見えるが80歳だ。老い先短い。わたしの寿命が尽きるまでなぜ耐えられなかったのか。あとわずか30年の辛抱じゃないか。
レンズが割れるとか、グシャッと潰れるとかならまだあきらめもつく。たかがつるだ。どうでもいい部分が壊れたために全体が使えなくなるのは割り切れない。足の小指の爪にトゲが刺さって欠場するレスラーのようなものだ。あるいは車の運転席のシートがなくなるようなものだ。それがないと運転は困難だが、車にとっては非本質的な部分だ。メガネのつるというのはそんな存在だ。わきまえろ。
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source : 週刊文春 2025年1月2日・9日号