今年も、多くの人に愛された著名人が世を去りました。家族や恩人、親交の深かった知人たちが故人の思い出を語った「週刊文春」の追悼記事を振り返ります。
森永卓郎 1月28日没
お茶の間でお馴染みの森永卓郎さんが、がん闘病を告白したのは、2023年末のこと。以降も亡くなる日まで働き続けた夫を支えたのが妻の弘子さんだ。2人の出会いから最期の日々までを90分にわたって語り尽くした。
つば九郎 2月16日没
〈誰よりもスワローズを愛し、選手へのリスペクトを忘れず、チームやファンを元気にしてくれたあなたに心から感謝しています〉
2月16日、ヤクルトスワローズの人気マスコット・つば九郎役の足立歩さんが永眠した。享年51。
みのもんた 3月1日没
3月1日に亡くなったタレントのみのもんた(享年80)。哀惜の声はテレビに政界、銀座の街からも――。
篠田正浩 3月25日没
3月25日、日本を代表する映画監督が94歳で亡くなった。妻で女優の岩下志麻が70分にわたり打ち明けたのは、58年に及ぶ濃密な「映画という魔物に取りつかれ、2人で魔物を退治してきた」日々だった――。
トニ・ブランコ 4月8日没
中日、DeNA、オリックスの3球団でプレーしたトニ・ブランコ氏が4月8日、出身地のドミニカ共和国(以下ドミニカ)で発生したナイトクラブの屋根の崩落事故で死去。43歳だった。
長嶋茂雄 6月3日没
ミスタープロ野球がこの世を去った。記録よりも記憶に残る華やかなプレー、永久に不滅の伝説。そんな国民的英雄の秘話とは。
ジェームス三木 6月14日没
「ジェームスさんは、自分よりも学年で言うと2つ上です。気持ちも話もよく合って。なにより、演出家として真似できないことをやる方でしたよね」
6月14日に肺炎で亡くなった脚本家のジェームス三木(享年91)をこう偲ぶのは、俳優の里見浩太朗(88)だ。名優が明かす、故人の秘話とは。
遠野なぎこ 7月17日死去公表
「自分たちとしては、彼女を見守るしかありませんでした」
うなだれるように話すのは、女優・遠野なぎこ(45)の近年の仕事を支えてきた人物だ。彼女の近況はどんなものだったのか。
橋幸夫 9月4日没
「命あるかぎり、パワーを持って、百戦錬磨で、がんばりましょう。私は、皆様を応援しています」
2025年6月11日、「夢グループ20周年記念コンサート」の滋賀公演。昭和の大スターは、車椅子から立ち、観客に向けてかすれた声を振り絞った。3カ月後の9月4日。歌手の橋幸夫が、安らかに逝った。享年82。
石川知裕 9月6日没
元衆議院議員の石川知裕氏が9月6日、52歳で死去した。北海道出身で、小沢一郎氏の元秘書。2007年に民主党から繰り上げで初当選した。
村山富市 10月17日没
自民、社会、新党さきがけの自社さ政権で首相を務めた村山富市元社会党委員長が10月17日、老衰で死去した。101歳の大往生。翌18日の各紙には「混迷期鎮めた人間力」(日経新聞)などとその人柄の良さを表すエピソードが載った。
仲代達矢 11月8日没
自らも役者として活躍する傍ら、授業料無料の俳優養成塾「無名塾」を長年運営されてきた仲代達矢さん。2011年1月20日号の「阿川佐和子のこの人に会いたい」で語られた言葉には、情熱をもって育てた教え子たちへの愛が満ちていました。
source : 週刊文春






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