(たにやまひろこ/東京生まれ、横浜育ち。1972年のデビュー以来、40作品以上のオリジナルアルバムをリリース。NHK『みんなのうた』をはじめ、映画挿入歌、アーティストへの楽曲提供を多く手がける。作家としても著書多数。6月、Billboard Liveを東京、大阪で開催予定。)

「渋々デビューした」なんて言ったら怒られてしまうでしょうが、ほんとに内心、「そんなつもりじゃなかったのに」と思いながら始めて、気づけばシンガーソングライター歴54年です。なのに“大ヒット作”はありません(笑)。あ、でもNHK『みんなのうた』の中の“トラウマ曲”として有名な『まっくら森の歌』は覚えてくれている人が多いかな。あと、ジブリ映画『ゲド戦記』で手嶌葵さんが歌った挿入歌『テルーの唄』の作曲者であり、斉藤由貴さんのアイドル時代の代表作『MAY』の作詞者でもあります。この二つが、わたしが関わった中で一番売れた曲。それ以外で誇れるのは、今日まで続けてきたってことくらい。谷山浩子の世界観を好きでいてくれる人たちのおかげです。
はにかむように謙遜の言葉を口にする谷山さん。しかし、その柔らかな声が紡ぎ出す独特な――幻想的かつ不条理な味わいを持つ「浩子ワールド」のファンは決して少なくない。現在は癌治療を受けながらも精力的に活動を続けている。
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source : 週刊文春 2026年4月2日号


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