【前回までのあらすじ】大宝テレビのディレクター・加藤大地が大御所芸人のウォッチャー目黒にレイプされた。同局のニュースキャスター・鷲尾粧子(50)は、この件を調査したい旨を恋人の桜井憲二に伝える。他方、加藤の友人で「週刊文春」記者の速水理央(34)はすでに取材を進め、同時に高校時代に親友二人が揃って飛び降り亡くなった過去の真相解明にも動き出す。
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秘密の職場恋愛などは、自分にはとうてい難しいと粧子は思う。
昼時を過ぎた社食でたまたま顔を合わせただけで、身の置き所がない。昨夜あれだけ睦み合ったことを思うとなおさらだ。
「お久しぶりですー、鷲尾さん」
テーブルのそばを通りかかりざま屈託なく話しかけてきたのは、コンビのうち春田純平のほうだった。すぐ後ろの憲二も、浮かべかけた苦笑いをすぐに消し、粧子だけでなく一緒に座っているスタッフにも丁寧に挨拶してよこす。
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source : 週刊文春 2026年4月16日号






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