【前回までのあらすじ】ディレクターの加藤が芸人のウォッチャー目黒に犯されたことを知った、大宝テレビ『フラッシュ11』のメインキャスター・鷲尾粧子(50)と加藤の親友の「週刊文春」記者・速水理央(34)。目黒は十八年前に理央の親友たちをもレイプしていた。粧子は目黒をゲストとして迎えた同番組の生放送中、その証拠映像を、突然目黒とカメラの前に晒した。
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突然、目黒がソファの前のテーブルを平手で叩いた。コーヒーのカップ&ソーサーが跳ね、スタジオは針の落ちる音さえ響くほど静まりかえる。
「こんな映像、ニセモンに決まっとるやないけ! AIでなんぼでもでっち上げられるっちゅうねん!」
「そうおっしゃるだろうと思いましたので、」粧子のほうはあえて冷静に、しかし一歩も退かずに言った。「専門機関に依頼して声紋鑑定をしてもらいました」
「声紋……?」
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source : 週刊文春 2026年10月15日号
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