『こころ』や『吾輩は猫である』『坊っちゃん』など、多くの作品が教科書に載り、たとえ作品を読んだことはなくとも、旧千円札の人として知らぬものなどいない明治の文豪・夏目漱石。そんな夏目漱石がもし生まれ変わって女子高生として生きていたとしたら? そんな夢のような思考実験を恐ろしい解像度で描いているのが『JK漱石』。その題名からライトな内容を想像し侮ることなかれ、重いほどに詰め込まれた文豪への愛に当てられ、読めば読むほど漱石のことを好きになること間違いなし。
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source : 週刊文春 2023年12月14日号