【前回までのあらすじ】美月を排除しようとする芸能界のドン。代理人としてそれに抗し、自身も追い詰められて事故で亡くなった弁護士の柴原恭士は、天童の父親だった――元写真週刊誌デスクの山岡の話に、は混乱する。「柴原さんを介して奥田美月と天童ショージがつながる、ということです」。奏は天童の事務所社長が公判後に送ってきたメールの一文を思い出す。

 

 ――「中野でチケット手売りしてたとき、瀬尾さんに声を掛けてもらった」――

 天童が言ったとされるその言葉を紹介した後、児島は「瀬尾さんが当時大学生だったショージのことなんか知ってるわけないんですよ」と呆れたように書いていたが、天童は事実を話していた。

 瀬尾は天童ショージ、いや、天童昇士を知っていたのだ。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2024年6月13日号