「学園理事長の強引な“トップダウン”が教育現場でさまざまなハレーションを生んでいます。最近では小学校の女性教諭が休職に追い込まれました」

 

 こう語るのは、武蔵野東学園の関係者だ。

 同学園は東京都武蔵野市に本拠がある学校法人で、2つの幼稚園と小中学校、高等専修学校を運営している。健常児と自閉症児がともに学校生活を送る“混合教育”が全国でも有名だ。

武蔵野東学園(HPより)

 今年2月、その武蔵野東学園の理事長に就任したのが、「ハズキルーペ」で知られるHazuki Companyの松村謙三会長(65)だ。「週刊文春」や「週刊文春 電子版」では今年1月以降、松村氏の学園における数々の問題発言や運営面での軋轢について報じてきた。

「松村氏は理事長就任に当たり、学園に多額の寄付をしたことを保護者や生徒の前で公言。自閉症児を受け入れる学園の特性をきちんと理解せず、教育現場に強権的に干渉するため、学園内で反発が起きています」(同前)

ハズキルーペ会長の松村謙三氏 ©時事通信社

“謝罪メール”を勝手に送信

 そんな中、冒頭のように、小学校で女性教諭が休職する“事件”が起きた。同僚教諭が経緯を語る。

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source : 週刊文春 電子版オリジナル