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『USA』で踊り「ハズキルーペ」を踏んだおじさんたち――輝く!2018年おじさん大賞(後編)

プチ鹿島、鈴木涼美、おぐらりゅうじ、大嶋奈都子

note

いよいよ「2018年おじさん大賞」の発表です

――そろそろ、ご自分の中の「2018年マイおじさん大賞」を挙げて、個人賞の発表をお願いできればと思います。

おぐら 私の個人賞は、ZOZOTOWN代表取締役の前澤友作さんです。藤原ヒロシやNIGOといった90年代の裏原ブームに通じるストリート発のセレブ感と、ホリエモンを筆頭とする2000年代のネットギーグ的な価値観の両方を持ち合わせている人だなと。前澤さんがドラムをやっていたバンド「SWITCH STYLE」を高校時代に聴いていて、曲がラフォーレのCMに起用されたのもリアルタイムで見ていたし、それが2018年にこういった形で話題の人になったことに驚きつつ、勝手な親近感を覚えています。

 

鈴木 というか彼のすごいところは、みんなが実現できていない一夫一妻制じゃない生き方を実現させようとしているところ。確かバツイチで、婚外子もいるんですよね。それで仲良くやっていることを自ら語っています。私、持論は「脱一夫一妻制」なんですけど。前澤さんには、たくさん家庭がある上に新しい恋もちゃんとしてる。

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おぐら 若い女優や女性タレントの恋愛沙汰は、事務所にとっては最大の「難場」であり、企業としても死活問題。だからこそ、相手が俳優だろうがモデルだろうがミュージシャンだろうが、芸能に関わる仕事をしていた場合は、徹底的に圧力をかけてきた。でも前澤さんは芸能事務所の圧力に一歩も引かず、むしろ「お金の問題なら生涯年収全額払いますけど?」的な余裕がある。剛力彩芽という一人の人間を自由にした、そのくらいのインパクトがあったと思います。

鹿島 遊女月に行く、みたいな。

鈴木 おじさんたちが幻想を抱いている「そだねー」のカーリング女子、誰か前澤さんと付き合ってくれないかなあ。

 私は、今日来る前は高嶋さんかなあと思っていたんですけど、やっぱり今年は山根さんですね。年末年始、結構バラエティーなんかに露出してません?

 

鹿島 してます、してます。山根さんと共に振り返る2018年(笑)。

鈴木 ご意見番みたいになりつつありますよね。だから私、そのうち山根さんは張本さんみたいになるのかなって。

大嶋 私も山根さんですね。画面に映った時の破壊力が、やっぱり忘れられないです(笑)。ああいう白いスーツの着こなしって、『ゴッドファーザー』と山根さんくらいですよ。

 

――では最後に鹿島選考委員長、お願いします。

鹿島 僕が気になっているのは、小室圭さんなんですよ。秋篠宮家の長女・眞子さまの婚約内定者の人です。

おぐら え、さすがにまだおじさんではないですよね?