昭和の山根さん、平成の小室さん
鹿島 全てのおじさんが気になる存在、それが小室さんなんですよ。女性週刊誌だけではなくて、文春や新潮も毎週のように取り上げているじゃないですか。
鈴木 それこそ皇室は、高嶋家や花田家とは比べものにならない「家柄」なのに、アプローチできてしまう小室さんはすごいです。福田次官が何も得ずに損だけしたとすれば、小室さんはVIP待遇でアメリカ留学できているし。
鹿島 でも頑張ってきたじゃない、「湘南江の島 海の王子」から(笑)。そしてとんでもなくビッグハートにも見えるじゃないですか。「やめとけ、やめとけ……」というフィールドに平気で行っちゃう感じが。そうやって小室さんを取り上げるメディア側のおじさんも、いつの間にか小室さんから目が離せなくなって、夢中になっているんですよ。
大嶋 小室圭さん、お母さんと顔がとてもよく似ていますよね。小室さんが日本にいた時は、ステージママのようにいつも二人で寄り添って歩いていました。
鹿島 僕、美空ひばり親子って、リアルタイムで見ていたらこんな感じのサクセスストーリーを歩んでいたのかなって思うんです。だから小室さん親子の二人三脚は評価したい。「よくぞここまで来た」って(笑)。
おぐら 強靭なハートと天然性はありますけど、そんなに器用な人ではなさそうで、最初に就職した三菱東京UFJ銀行(当時)もすぐに辞めているし、弁護士事務所ではパラリーガルでしたよね。
鈴木 やっぱりちょっと怖さもあります。眞子さまとの結婚が暗礁に乗り上げていることに、悲しみがあまり感じられないんですよ。愛はないのかなあ。
――小室さんは、平成生まれなんですよね(平成3年/1991年)。
鹿島 27歳ってことですね。平成の怪物。
鈴木 もはや松坂じゃないんだ……。だいたい、小室って言ったら哲哉だったのに(笑)。
おぐら 平成が終わって、小室界も代替わりですよ。
鹿島 まあ、冷静に全体を振り返ると「おじさん大賞」は山根さんになるんでしょうね(笑)。山根会長と小室さんを比べると、隔世の感があります。
おぐら まだまだ昭和を生きている山根会長と、平成生まれ新世代の小室圭さん。実に対照的ですね。
鹿島 平成最後のおじさん座談会としては、「おじさんが目を離せない」大賞が小室さんっていうことで。
大嶋 実は、こんなスタンプも作ってきました。
鈴木 両さん?
大嶋 今年滑り込みのエントリーだった、カルロス・ゴーンさんです(笑)。ゴーンさんの顔って、イラスト以上にイラストらしさがあるんですよ。すでにデフォルメされている感じで。
おぐら どの顔も似顔絵みたいですよね。
鹿島 2018年のおじさん顔大賞ですね。ゴーン福笑いができます。
――来年もいい年にしたいですね。皆さん、ありがとうございました。
写真=鈴木七絵/文藝春秋