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夕方の帯での生放送『青春高校3年C組』

スキマ 「時間帯の壁がなくなる」という話なんですけど、僕いま、寝る前に必ず『青春高校3年C組』を見るというのを日課にしてるんですよ。日課にしないと、なかなか溜まっちゃうからなんですけど(笑)。見逃し配信とかも整備されて今はそういう見方が容易になってきました。佐久間さんと秋元康さんが組んで夕方帯の生放送で「理想のクラスを作る」番組なのでホントはリアルタイムで見るのが一番なんですけどね。

佐久間 『青春高校』という番組は夕方5時半で始まるときも、別に「おニャン子クラブ」の復活を思っていたわけではないんです。もともと夕方にバラエティをやってたんですよ、キングコングとかと。それでこの時間帯、子どもしか視聴者がいないことがはっきり分かって、子供向けの『ピラメキーノ』を始めたり。だからこの枠でやるなら番組以外の仕掛けもしないと通用しない。

スキマ なるほど。

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佐久間 融通が利く枠で。半分実験で、とくに下半期は番組づくりと同じぐらいの予算で、ネットでキャッチアップのほうにカネをかけたらどうなるんだろうというので。ドラマみたいなのを作ってツイッターに流したり。オンエア1本作るより予算がかかってるんだけど。そうしたら、やっぱり如実にアイドルグループとして人気が出てきて。会社には夕方の帯で続けるか、たとえばだけど深夜にドンと引いちゃうか。それか土日の夕方に60分番組にしちゃっても、たぶん効果は一緒ですねという話をしてる。

2018年4月から平日17:30~『青春高校3年C組』をスタートさせた佐久間さん

生放送後、2分20秒のダイジェストをツイッターに

スキマ ツイッターに予算を割くというのは、どこにお金をかけてるんですか。

佐久間 いまやってるのは生放送が終わったあと、2時間後ぐらいにオンエアのダイジェストをツイッターで見られるぎりぎりの2分20秒とかにして、毎日ツイートするとか。番組オーディションのときにツイッターにプロモーションをかけてみたら、放送してない地域から100人単位で応募があったんで、やっぱりもうそういう時代だなと。

スキマ 変わってきていますね。さっき『相席食堂』の話をしましたけど、地域の壁もなくなり、時間という壁もなくなってきてますね。

『青春高校』、僕最初は気恥ずかしいだろうなと思ったんですよね。高校生の素人だときついなあとか思いつつ見始めたら、MCが抜群で、子どもの魅力をちゃんと引き出して。で、だんだんタレント性というか、そういうのが出てきて、面白く見てますね。「うよのちゃん、大丈夫かなあ」とか思いながら(笑)。

佐久間 ほんとね、高校生は番組より恋が大事だったり。俺ももう、どうしようもないですよ。生徒と「そうか。じゃあ年明けに面談だな」みたいな感じで(笑)。

スキマ 本当に担任の先生みたいですね。