福岡発の人気テレビドラマ「めんたいぴりり」(テレビ西日本)がついに待望の映画化! 本作は戦後の博多で、日本で初めて辛子明太子を製造・販売した「ふくや」の創業者をモデルにした心温まるホームドラマだ。
富田靖子さんは、博多祇園山笠とおいしい明太子作りに心血を注ぐ“のぼせもん”の夫を明るく気丈に支える妻を演じた。
「博多華丸さんが演じる“お父ちゃん”は『これが博多名物になったらよかろうもん』という思いから、特許も取らず、商標登録もせず、地元の同業者たちに秘伝のレシピを教えてしまうお人よしです。韓国・釜山で生まれ育ち、終戦後に満州から引き揚げてきた一家を受け入れてくれた博多の街に対して、大きな感謝の気持ちがあったのだと思います」
明太子の起源は、スケトウダラの卵巣を塩や唐辛子、ニンニクなどで漬け込み、発酵させた韓国の惣菜「明卵漬」にある。ふくやの明太子は、戦後の混乱の中で「おいしいもので人を幸せにしたい」と試行錯誤の末にたどり着いた味だった。
「私も福岡県出身で、幼い頃から明太子が大好きです。劇中では博多大吉さんがスケトウダラの妖精を演じていますが、魚なのに2本足で歩いているんです(笑)。見事な脚線美は必見ですよ。コメディとしても楽しめるので、家族で観ていただければ嬉しいです」
INFORMATION
映画『めんたいぴりり』
1月18日(金)から、新宿バルト9ほかで、全国ロードショー
http://piriri_movie.official-movie.com/