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「ヤバイ」「マジ」は使ってはいけないんですけど…・・・

―― 新人時代とか、いわゆる教育係みたいな先輩はいたんですか?

久代 決まった先輩はいないんですけど、困ったときとかに自分から先輩のところに行って「こういうところで、悩んでいるんですけど」と言うと答えてくれます。それぞれ、ニュースで困ったらこの先輩に訊こうとか、バラエティで迷ったら西山さんに訊こうとか。いろいろな方に訊いていました。

 普通はアナウンサーは「ヤバイ」とか「マジ」とか、絶対使ってはいけない言葉なんですけど、つい出ちゃうときがあるんですよ。ロケとかで、過酷な状況にいたら「ヤバイ、ヤバイ」とか無自覚に言っちゃっていて。それがオンエアでも使われて、大きく字幕スーパーでも起こされてしまったんです。そのときもキクさんは「普通はダメなんだよ。その言葉は正しい日本語じゃない。新人アナウンサーだったら、絶対使っちゃダメと教えるけど、久代はいいよ。すごくその状況がわかりやすかったし、不快にも思わない。等身大で伝わってくるから」って。もちろん正しい言葉で伝えられたら一番いいんですけど、今は自分なりの表現がそういう風になっちゃう。ゆくゆくは自然に違う言葉が出せるようにならないと、と思っています。

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松本さんと東野さんの助け船が心強い『ワイドナショー』

―― 昨年から『ワイドナショー』もやられていますけど、松本人志さんや東野幸治さんの印象は?

久代 ほんとにテレビで見ているまんまの松本さんです。東野さんは打ち合わせから一緒にお話しさせていただいているので。「このニュースについて、どう思うか」とか、「何か話せることあるか」とかを事前に訊いてくださって。私がコメントできそうなものを振ってくださったりとか。もし、私がそれこそ「就活でテレ朝が第1志望でした」とか言ってしまったとしても、絶対に東野さんとか松本さんが助け船を出してくれるんです。必ず笑いに変えてくださるというか、置き去りにしないでくださるので、いつもすごく心強いなと思って、安心して何でも話せる環境をいただいていると思います。