『さんまのお笑い向上委員会』では明石家さんまを始めとする芸人たちのコントにときに参加し、『ワイドナショー』では松本人志や東野幸治にイジられているフジテレビの久代萌美アナウンサー。

 その『ワイドナショー』では、「じつはテレビ朝日が第1志望だった」と発言したことも話題に。そんな久代アナにアナウンサーを志したきっかけと「テレ朝」発言の本当の理由を聞きました。(全3回の1回目 #2#3も公開中)

フジテレビ久代萌美アナウンサー

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気象予報士になりたかった中学生時代

―― もともとアナウンサーはどのようなきっかけで志したんですか?

久代 一番最初にアナウンサーを意識したのが、中学3年生ぐらいのときなんです。理科の授業で「気象」の勉強をしていたときにすごくハマッて、将来、気象予報士になりたいというところが始まり。資格試験の参考資料を買って勉強したんですけど、すごく難しくて。あ、これは無理だぞと一度諦めて。テレビで天気予報を読んでいる人ってどんな人なんだろうと調べた結果、アナウンサーという職業があることを知ったんです。どうやらその方々は気象予報士の免許を持っていないらしいと(笑)。

 

―― 気象予報士でなくてもできる、と。

久代 そこからアナウンサーについてすごく調べ始めたんです。もちろん天気を読むだけではないし、ニュースを読んだり、バラエティをやったり、スポーツをやったり、いろいろなことをできるちょっと興味深い職業だなというのが頭にありました。

 大学3年生のときに、私は理系だったので大学院に行くつもりで、就活はしていなかったんです。でもせっかく就活できる年齢なので、何か一つだけ経験として試験を受けてみようと思ったときに、記憶に残っていたのがアナウンサー。それでアナウンサーだけ受けてみようと思って受けました。

日テレ桝さんに話し掛けられた「微生物をやってたんだよね」

―― 漠然としたイメージですけど、理系のアナウンサーってあまりいないですよね。

久代 少ないかもしれないですね。なんでなんですかね。フジテレビだと、もう辞められた中村仁美さんとか、他局だと日本テレビの桝太一さんが理系ですね。

 

―― 桝さんと会われたことは?

久代 新人のとき『スーパーニュース』で行った国会取材で一度すれ違ったんです。もちろん私は存じあげていたんですけど、桝さんは私のことなんて知らないだろうなと思ってたら、話し掛けてきてくださって。「理系なんだよね?」と。私の卒業論文のテーマも知っていてくださったんですよ! 「微生物についてやっていたんだよね」「どんなことが好きなの?」「僕は、こういうのが好きなんだけど」って。やっぱり理系の人って理系を探すんだって(笑)。すごく嬉しかったですね。