『さんまのお笑い向上委員会』や『ワイドナショー』で活躍するフジテレビの久代アナ。しかし小さい頃はお母さんが厳しくて、テレビを見せてもらえなかったのだそう。そんな久代アナに「フジテレビ随一のテレビっ子になるまで」と「結婚願望」を聞きました。(全3回の3回目 #1、#2も公開中)
◆
『ワンナイ』『ココリコミラクルタイプ』を見たかった小学生のころ
―― 久代さん、『フジテレビ批評』では“ドラマウォッチャー”として主観的にドラマの話もされています。ああいうことを局のアナウンサーとしてやるのってなかなか大変ではないですか。
久代 そうなんです。最初はフジテレビの番組についてちょっとドラマの感想を言ってというところから始まって、だんだん他局のドラマについても触れるようになって。「どこまでしゃべっていいの?」と思って、プロデューサーにも確認しながら話していたんですけど。プロデューサーはもう「何でも言っていいよ」というスタンスで。「テレビを批評する番組だから、全局平等に取り上げないと逆におかしい」「フジテレビのことを言うんだったら、他局のことも同じだけ言おう」という考えでいてくれていたので、わりと言いやすい環境ではあったんです。けど、その場でいくら言いやすくても、やっぱり後から社内の風も感じるので(笑)。けっこうドラマ班の方も見てくれていて、褒めたりしていたらすごい喜んでくださるし、批判していると「今期ダメだった?」「どんなところがダメだった?」みたいに聞いてくださいます。
―― そもそも、子供の頃からテレビ好きだったんですか?
久代 実は小学生のときは母が厳しくて、テレビを全然見させてもらえなかったんです。夜8時には寝なきゃいけない家庭だったので、たとえば、『ワンナイ』『ココリコミラクルタイプ』とか、絶対みんなが学校で話すようなものをほとんど見られなかったんです。『ワンナイ』、『ミラクルタイプ』というタイトルだけは、ずっと頭に残っていました。見たかったなあって(笑)。