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小室圭さん「解決済み」文書に宮内庁関係者は「秋篠宮さまの問いかけに対する回答ではなかった」

2019/01/30

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, 社会, 政治

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当初は“好青年”と映った小室圭さん

 ここで、ご結婚問題をおさらいする。始まりは2017年5月16日。NHKが、眞子さまが近く大学時代の同級生と婚約されるとスクープしたことで、眞子さまと小室圭さんが婚約する方向であることが、広く国民の知るところとなった。7月に起きた九州北部豪雨の影響もあり、実際に眞子さまと小室さんがご婚約内定の記者会見を行ったのは、9月3日のこと。眞子さまが小室さんについて「太陽のような明るい笑顔」に「惹かれた」としたのに対して、小室さんが「宮さまは私を月のように静かに見守ってくださる存在」と述べたことは記憶に新しい。

ご婚約内定の記者会見での眞子さまと小室圭さん ©JMPA

 この際、「民間人の光に照らされる月が皇族というのは不敬では」との意見も一部で出たが、“好青年”と映った小室さんの当初のイメージと、御代替わりという歴史的瞬間を前にした天皇皇后両陛下の初孫のご婚約内定という慶事の祝福ムードにかき消されるかのように、特段問題化することはなかった。お祝いムードに後押しされるように、ことはトントン拍子に進み、11月22日には一般の結納に当たる「納采の儀」が翌2018年3月4日に、結婚式が帝国ホテル東京で同年11月4日に執り行われることが正式に発表された。

 だが、その発表のわずか1カ月後、「週刊女性」2017年12月26日号が、小室さんの母・佳代さんが元婚約者の男性から400万円余りの借金をしていながら返済していないと報じたことを契機に、雲行きが変わる。

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 借りたとされる金銭は小室家の生活費のほか、小室さん自身の大学の学費や留学費に充てられたものだったことから、年明け以降、借金報道が過熱してゆき、小室家が天皇家の親戚としてふさわしいのかを問う声まで出始めるに至る。

 そして宮内庁は納采の儀まで1カ月を切った2月6日、納采の儀と結婚式を御代替わりの一連の儀式が終了する2020年に延期すると発表したのである。

小室圭さん ©JMPA

 だが、小室家はその後も借金疑惑を放置するだけで具体的な動きは見せず、6月には突如、小室さんが米ニューヨークのロースクールに3年間留学をすることが明らかになる。8月7日に成田空港を発った小室さんは今日に至るまで、米国生活を続けている。こうした対応に、業を煮やした秋篠宮さまが誕生日を前にした11月22日、記者会見の席で「今でもその2人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべき」と述べられたことは、大きなニュースとなった。