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「“太い客”だろうが、他人に迷惑をかけるのなら来なくていい」
矢沢ファンにとってコンサートは、単なる歌を聴く機会を超えた“祝祭”でもある。
「会場は気合いの入ったファン同士で“熱さ”を競い合う。服や応援スタイルもエスカレートするので、盛り上がりもするが、Aのように、矢沢が認めない私設応援団を作り喧嘩を起こす者も出てくる。でも、どんなにお金を使う“太い客”だろうが、他人に迷惑をかけるのなら来なくていい、というのが矢沢の考え。1人のせいで多くの客を失う可能性もあるわけですから」(前出・音楽記者)
それは、半世紀近くにわたりトップに君臨する矢沢クラスだからこそ取れる姿勢、というのは芸能デスク。
「山下達郎(65)も一昨年、ラジオ番組で『コンサートで山下に合わせ歌う客をどう思うか』というリスナーの相談に対しダメ出しした。自分の歌を聴きに来た人に耳障り、と。すべて運営側の判断に委ねられるアイドルには、なかなかそこまで言えません」
出禁にも年季が必要、ということか。