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終末医療に関しても継続的に失言

麻生太郎 副総理兼財務相
「死にたいと思っても生きられる。政府の金で(高額医療を)やっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろと考えないと解決しない」

産経ニュース 2013年1月21日

 日本人の平均寿命が延びていることを「素晴らしいことだ」と評価した麻生氏だが、過去には正反対のことを語っていた。13年1月に開かれた政府の社会保障制度改革国民会議で、高齢者など終末期の高額医療費について上記のように発言して批判を浴びている。

©文藝春秋

麻生太郎 副総理兼財務相
「飲み倒して運動も全然しない(で病気になった)人の医療費を、健康に努力している俺が払うのはあほらしくてやってられんと言っていた先輩がいた。良いことを言うなと思った」

共同通信 2018年10月23日

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 こちらは不摂生の結果、病気になった人への医療費支出を疑問視する発言。社会保険制度の否定だと批判を集めた。首相在任中の08年には「たらたら飲んで食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と発言し、後に陳謝した(東京新聞 2018年10月24日)。