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ドクターストップをかけられた60代「オバ記者」が〈月曜断食〉で11kg痩せて健康になった訳

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オバ記者 だから、ダイエットも言葉で脳に命令して「あれしろ、これしろ、これがダメだ」と言っても効果がなくて、体の言葉に訴えかけて習慣化しないと失敗するんですね。あと私、月曜断食でひとつだけ先生に注文があるのが、火曜の回復食のこと。本に書いてある通りにきちんとやらなかった私がいけないんだけど、断食明けの火曜に、立ち食いそばを食べたらひどい目にあったことがあって。いきなり血糖値がバーっと上がる「血糖値スパイク」が起こって、頭がクラクラして倒れ込んだことがあるんです。危なかったです。

関口 それは危険ですね。断食明けの火曜は、必ずヨーグルト+旬な果物2分の1個からスタートするのが大切です。

血糖値が急上昇、ダイエット効果も半減

オバ記者 そうなんですよね、取り組んでいるうちにその大切さが身にしみたんですが、そこはもっとページを割いて強調してもよい部分だと思いました。失敗してディスっている書き込みをネットでしている人たちも、回復食の摂り方がまずいというか。でも火曜に「これ食べちゃダメだよ」と言われると脳が反発するから、「そばやうどんを食べたくなったら夜ね」とか、体に伝わる言葉にしていただいて。あっ、そもそも火曜はそばもうどんも炭水化物だからダメか。

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関口 そうですよ(笑)。断食明けの血糖値が下がっているところに糖質が入るとギャップが大きいので血糖値が急上昇しやすいですし、食べたものの吸収もいいから、ダイエット効果が半減するんです。今後もそこは強調して伝えていきたいですね。

 

オバ記者 体が慣れてからはそんなにツラさはなくて、痩せたら、前まで膝が痛かったのが綺麗に治りましたね。そうとう関節に負担がかかってたんでしょうね。膝が一番で足首の痛みも消えて、あとは肩こりも軽減しました。

関口 代謝が良くなると血行が良くなるので、そうした炎症も軽減するんです。

オバ記者 あと、すごく前向きになれたかしら(笑)。「私はもうダメだ~」っていう時間が極端に短くなって、「なんとかなるよ」という気持ちになれて。「前向き」なんてあまり好きな言葉じゃないんだけど、実際いろんなことに挑戦してみたくなってアクティブになりました。

関口 体質改善が進んでセロトニンの分泌も増えているんですね。あと、自分がダイエットをやり続けられているという自信も相乗効果であると思います。

オバ記者 着られる服も増えて嬉しいんだけど、もう一息よね。イケてるおばさんってキュッとして胸の下に肉がないのよね~。あと鎖骨が埋もれていると雪だるまさんなのよ。