「ダイスキ」のままでいよう、忘れる必要なんかない
4月20日、21日の土日の千葉は暑くもなく寒くもなく野球観戦にはちょうどいいお天気。そこでもレアードは嬉しそうに野球をしていました。痩せたのでは? と思ったのは「黒」の着やせ効果だったようです。ファイターズのベンチを見てはニコニコ、栗山監督を見つけては遠くても何とか構ってもらおうと手をあげたり下げたり忙しい。サードの守備に着けば少しでも間が出来るとサードコーチャーの川名コーチとお喋り。試合前のファンサービスのスタンドへのボールの投げ込みでは迷うことなくファイターズファンの待つレフトスタンドへ……。
そしてマリーンズファンもレアード選手を「ダイスキ」でいてくれているのが、試合中の声援からもショップのグッズの品切れ具合からもよく分かりました。背番号の54個限定の噂のレアード寿司も、開門すぐに買いに行ってみたら列ができていて他のお弁当と共に次々と売れていました。私も滑り込みで買えて、幕張寿司を楽しみました。
何だかとても嬉しかった。寂しいとか、ライバルになって悔しいとか、そんなことを本当につまらない感情に思わせてくれて嬉しかった。だから、もういい。「ダイスキ」のままでいよう、忘れる必要なんかない。レアードもまだ私達を思っていてくれて、そのままでいてくれている。レアードはファイターズファンもマリーンズファンも「ダイスキ」。そして、ファイターズ戦でまだ爆発的に活躍しないのも、野球の神様が私たちを繋げてくれている気がする(笑)。
あー、でも。お寿司。道民としては、それについては、負けたくないような……ねぇ、ポーズの発祥はこちらでもありますし。幕張とはまた別のテイストの北海道ならではのレアード寿司っていうのはもう叶わないでしょうか。
今年、札幌ドームではあと2カード、マリーンズ戦、あります。「おかえり!SUSHI BOY寿司」とか、「北海道レア(-ド)寿司」とかどうでしょう? どっちのファンにも売れると思うんですけど、たぶん、いや必ず、いや絶対に。お寿司、どうでしょう? ねぇ、札幌ドームさん。
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