はあちゅうこと伊藤春香さんの妊活フェイク問題については、結構いろんな人から物凄い賛否両論が出ております。

「妊活フェイク」とは、はあちゅうさんが「旦那さんでAV男優であるしみけんさんが子どもを欲しがらないのを説得したけど子どもができないので妊活を始めました!」とブログやTwitter、Instagramなどで妊活関連記事を書いていたにもかかわらず、そのころにはすでに妊娠していたため、妊活記事自体が嘘んこではないかという疑惑が向けられている、という形であります。

可哀想な属性を乗っ取る「属性ジャック」

 また、はあちゅうさんは時として「可哀想な私」を演出するために、あるときはセクハラ被害者を、あるときは妊婦を標榜して自身への批判を「セクハラ被害者なのに叩くな」とか「妊婦なのに中傷される私は可哀想」というような態度を取るように見えます。それは単にセクハラ被害者や妊婦だから批判されているのではなく、はあちゅうさんが出鱈目な言動を繰り返すので、はあちゅうさん本人が自業自得で批判されているわけで、セクハラ被害者や妊婦と言った可哀想な属性を乗っ取る「属性ジャック」を繰り返すあたりに、はあちゅうさんの高いコンテンツ性があると言えます。

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はあちゅう(伊藤春香)が懐妊も、妊娠してから妊活宣言した疑惑での炎上に見る「かわいそう属性ジャック」
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20190330-00120278/

「どうにもしてやれない辛さ」に立ち向かう女性たち

 女性に人気の書き手が女性にウケるネタを作るにあたり、女性の、夫婦の人生として一大事である妊娠の話題を扱うのは王道であり、それ自体は別に構わないのです。「どうしても子どもが欲しくない」という女性もいれば、逆に「夫婦で頑張っているけどなかなか子どもが授からない」と嘆いている女性もいます。でも、出産はやはり一大イベントであり、それに立ち向かう女性が大きいお腹を抱えて期待と不安で思い悩む姿というのはひとりの男として応援したい。

©iStock.com

 だって、男からしたら、家内が妊娠して、日に日に大きくなる赤ちゃんをお腹に抱いてヨタヨタ歩いているのを見て「どうにもしてやれない辛さ」ってのがあるわけですよ。それは、愛する家内だろうが、満員電車に揺られている妊婦さんだろうが、ネットで余計なことを書いて炎上しているはあちゅうさんだろうが関係ない。子どもを産むというのは神聖なことであって、とにかく健康な赤ちゃんを無事に産んでほしい、母子ともに健康であってほしい、そして未来を背負って生きていく子どもたちに希望を与えるような家庭を築いてほしいと願うわけじゃないですか。