タブレットの定番と言えばAppleの「iPad」。初めて登場したのは2010年ですから、まもなく10周年を迎えようとしている、ロングセラーのブランドです。ビジネスシーンはもちろん学校や公共施設、あるいは店舗の端末として導入されるケースも、最近ではよく目にします。
そんなiPadですが、近年は外観が変わらないモデルチェンジも多く、現行のラインナップを把握できていない人も多いはず。ホームボタンのない「iPad Pro」が発売されたことは知っていても、ホームボタンありのモデルと比べて性能的に、また機能的にどう違うのか、よくわかっていない人も少なくないはずです。
この3月に新しく登場したiPad Air(第3世代)は、そんなiPadファミリーの中で、性能と価格のバランスに優れており、すべての機種をひととおり購入して試した筆者に言わせると、“最強”といっていいお買い得のモデルです。
4年ぶりのリニューアルとなった小型モデル「iPad mini(第5世代)」と同時に発表されたせいか、注目度は低めですが、むしろ長期的にはこちらのほうが本命と言えます。なぜそのように言えるのかを見ていきましょう。
https://www.apple.com/jp/ipad-air/
(1)この画面サイズにして最軽量
現在、10型前後のiPadとしては、エントリーモデルの9.7インチの「iPad」に加えて、この「10.5インチiPad Air」、上位モデルの「11インチiPad Pro」、さらに本製品の登場と入れ替わりで販売を終了した10.5インチiPad Proと、いくつものバリエーションがあります。
本製品は、これら同等サイズの製品と比べた時に、最軽量(約456g)であることが特徴です。グラム数で言うと違いはほんのわずかですが、読書など長時間持ったまま使うケースで有利になるのは間違いなく、軽さを重視するのであれば候補の最右翼と言えます。