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連載『めちゃイケ』、その青春の光と影

『めちゃイケ』が終わり、片岡飛鳥はこれから何を作るのか?

<入社以来30年間、お笑い番組をつくり続けてきた片岡飛鳥。『めちゃイケ』というライフワークといえる番組も終わった。これから先はどんなことをやっていこうと思っているのだろうか。>

 うーん…この1年はですね、とりあえず前線から外れたのに「俺がまた!」っていうのも違う、とは思っていて……なぜならフジテレビも変わろうとしている大事なタイミングですから、今の自分はでしゃばるべきじゃないというか、なんていうんだろうな……戦力外かな(笑)?

 ただ、まず『めちゃイケ』のメンバーやスタッフとは…お互いこの世界で頑張っている限り、僕は何も終わってないと思っています。“土曜8時の『めちゃイケ』”という大きな役割が一段落しただけで…終わってないからこそ打ち上げもやってないし(笑)。でも今はあえてみんながバラバラになって精進してる時期かなあと……初年度の優勝はぶっちぎりで武田真治でしたけどね(笑)。

 あとはまあ30年テレビでありとあらゆる好きなことをやらせてもらって、本当に幸せだったと感謝していますし、これからはテレビという世界に恩返しじゃないですけど、何かを返さないといけないとは思ってます。

片岡いわく「打ち上げでみんなで乾杯して『めちゃイケは良かった』なんて言ったら、完全に終わっちゃう気がしたんですよね」。インタビュー冒頭(→#1)でも驚いたが、番組終了後、個人的に会ったメンバーは誰一人としていないという。「仕事で会えばいいんですから、またドッキリとかで(笑)」

 1つ目は、さっき話した霜降り明星やハナコみたいな『新しい波』(→#6)の未来だとか、それとは逆にベテランと組んでの「何、これ?」って驚き(→#10)だとか、フジテレビの“新たなブランド”を作って、“新たなファン”を獲得できるディレクターを育てること。育てるというか自分の教わってきたことは伝えておくというか……まあ、コレ読んでもらってもいいか(笑)。

 2つ目は僕個人としてですが、テレビで身につけたことをテレビ以外の場所でも発揮できたらと。それは舞台かもしれないし、映画かもしれないし、それこそネットかもしれない。ある日、CMやってくれない? 本書いてくれない?って言われたら必死になると思うんですよ。自分の引き出しにはないから、必死に新しい湧き水を探す。多少時間はかかってもそういう風に勉強していれば、まだ成長できる気がするんです。ある意味働き方改革ですよ(笑)。