スーツケースのパッキングは、実はコツをつかめば誰でも上手にできるようになります。44カ国を旅するなかで50社以上の航空会社を利用してきた、空旅(そらたび)研究家の三田村蕗子さんから、パッキングの悩みを解消する便利アイテムや、目的・行き先別に何を持っていったらいいかを教えてもらいました。そのまま使えるパッキングリストは必見です!
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パッキング力をあげるオーガナイザーを活用する
容量の大きなスーツケースに洋服をパッキングするときには、専用のパッキングオーガナイザー(整理収納用アイテム)の力を借りましょう。旅行専門店などで洋服や小物類をコンパクトに収納できるケースが販売されていますので、それを使ってパズルのように組み合わせます。
オーガナイザーは大中小合わせて4000円前後のモノなら生地が丈夫で形もしっかりとしています。大のサイズには、パンツ、シャツ、ワンピースなど、カットソー以外を入れると便利です。
オーガナイザーの詰め方
1.オーガナイザーの短い辺(30センチ前後)の長さに合わせて洋服をたたみ1枚ずつくるくると丸める
2. 丸めた洋服をオーガナイザーに詰める
長い辺(40センチ前後)に合わせると幅が足りない服が出てきてしまい、中で洋服が動きやすいので、短い辺に合わせます。
1枚ずつきれいにたたんで入れてももちろんOKですが、たたむよりも丸めて入れた方が早い。けっこうな枚数を収納できる上に、洋服が動きにくくなります。Tシャツやカットソー、下着については、中もしくは小サイズのオーガナイザーを使って入れましょう。この場合、丸めてもいいし、ふつうにたたんでもいい。
大中小の3つがセットになったイーグルクリークの「パックイットスペクター キューブセット」は、アウトドアブランドなので作りが丈夫です。ファスナーの滑りもいいし、大中小の3つセットで3564円(税込み)はコスパ抜群です。
MILESTOのパッキングオーガナイザー(種類は4リットルのポケット2つのタイプ、8リットルのポケット2つのタイプ、6リットル、12リットルの4つ。価格はそれぞれ税込みで、2160円、2592円、1944円、2376円)も可愛さとクオリティを兼ね備えています。