底を見せていないレアード特需
レアードによる経済効果はこれだけではとどまらない。一塁側ベンチに寿司と魚がデザインされた株式会社 北辰水産(本社 千葉県柏市)の看板が6月4日の阪神戦より急きょ設置されたのだ。株式会社 北辰水産は鮮魚、海産物の販売を行い、首都圏の百貨店、駅ビル、ショッピングセンターを中心に全国に44店舗の鮮魚店を出店する大手。寿司店も千葉県内に2店舗経営している。もちろんZOZOマリンスタジアム内に寿司がデザインされた看板が設置されるのは初だ。
これにはレアード選手も「ベンチ上に寿司の看板が出るのはとてもクールだ。テンションが上がる。すご~いね! 幕張スシさいGO(最高とさあ行こうの意味)」と興奮気味に話し、試合に出る際にはモチベーションになっている。その他にも現在も寿司チェーン店などから問い合わせが続くなど、レアード特需は底を見せていない。そしてロッテ本社では令和初のビックリマンのキャラクターにレアードをデザインしたカードを作成した。
試合ではバットで勝利に貢献し超陽気でとても気さくないい人。さらにその人気から経済効果も計り知れない。関連グッズもこれからまだまだ登場予定。これほどの優良助っ人は過去いただろうか。ちなみに当然ではあるがオールスターファン投票でも三塁手部門でトップを独走している。千葉ロッテマリーンズの選手でオールスターにファン投票で選ばれると、なんと2013年の井口資仁現監督が二塁手部門で選ばれて以来の快挙となる。なにからなにまでチームを盛り上げるスシボーイ。令和元年の優勝を大目標に掲げる千葉ロッテマリーンズにとって、これほど頼もしい助っ人はいない。
梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)
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