2018年にデビューしてから旭日昇天の勢いで活躍し、いまやジャニーズ事務所の次世代エースとも呼ばれる「King & Prince」だが、そのしわ寄せを受けて、仕事が激減しているジャニーズのグループがあるという。先輩グループの「Sexy Zone」だ。

「King & Princeを使ってほしい」

 テレビ局関係者が証言する。

「1年程前、ジャニーズ事務所から『セクゾの佐藤勝利(しょうり・22)を使ってほしい』と言われたんです。スタッフがその意向を汲んで、今年に入り、バラエティ番組のゲストにSexy Zoneのメンバーをオファーした。すると今度は『Sexy Zoneではなく、King & Princeを使ってほしい』という要望が来たのです」

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佐藤勝利 ©時事通信社

 Sexy Zoneがシングル「Sexy Zone」でデビューしたのは2011年11月16日。中島健人(25)、菊池風磨(24)、佐藤勝利、松島聡(21・活動休止中)、マリウス葉(よう・19)の5人組だ。全員が端整な顔立ちをしており、デビュー当初は“王道アイドル”として将来を嘱望されていた。

ファンを振り回した3人体制“セク鬱”時代

 しかし、その道は平坦ではなかった。デビュー4年目には、ファンの間で“セク鬱期”と呼ばれる苦難の時代もあった。

「セクゾが突然、中島、佐藤、菊池の3人組と、マリウス、松島の2人組に分裂したんです。2014年の7枚目のシングル『男 never give up』から『君にHITOMEBORE』『Cha-Cha-Cha チャンピオン』まで、セクゾは中島、菊池、佐藤の3人体制となりました。

3人体制となった『男 never give up』
『Cha-Cha-Cha チャンピオン』

 その間、松島とマリウスの仕事は激減。2人はそれぞれSexy Zoneの弟分ユニットとしてジャニーズJr.と活動したりもしていました。このまま解散してしまうんじゃないか、メンバーの仲が悪くなってしまうんじゃないか、とファンは振り回され、いつ5人体制に戻るのかばかりを心配させられた。ファンの間ではこれを“セク鬱”などと呼んでいました」(Sexy Zoneのファン)

 何とか2015年12月発売のシングル「カラフル Eyes」からは再び5人体制に。ファンはほっと胸を撫で下ろした。2018年夏には「24時間テレビ」(日本テレビ系)のメインパーソナリティーも務めた。