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Q2. 5年の準備期間、何をするんですか?
A2. 前半は印刷、後半は民間の対応期間です
――5年の準備期間はどう使うんですか?
「5年のなかで前半の2年半くらいは紙幣のデザインを確定して印刷に至るまでの期間、あとの2年半は民間の方々の対応期間としています。たとえばメーカーが新紙幣に対応する機器を開発するなどの期間です。ちなみにこれはトリビア的な話になりますが、前回の緊急改刷では福沢諭吉を変更しなかったんですよね」
――当時の新聞には「諭吉続投」と書かれていますね。
「とにかく新しいお札にしたい、でも準備期間が少ない、ということで福沢諭吉を続けて起用したと聞いています。今回はそうではないので、準備期間をしっかり取っているということですね」