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「夫婦円満のために心掛けてきたこと」

 2003年からは雅子さまの長期療養が続くなか、天皇陛下は雅子さまや愛子さまを守る姿勢を示し続けられ、昨年の「銀婚式」に際しての文書回答では、

〈夫婦円満のために心掛けてきたことについて思いつくのは、相手を思いやり、相手の立場に立って物事を考えること、そして、お互いによく話し合い、また、大変な時にも、「笑い」を生活の中で忘れないように、ということだと思います。雅子は、この25年間、大変なこともある中で、色々な努力を続け、また、私と愛子をしっかりと支えてくれており、ありがたく思うとともに、心から感謝しています。点数を付けるのは難しいですが、今回は、結婚10年の折の「努力賞」と「感謝賞」のダブル受賞に加えて、銀婚式に因んで銀メダルも贈りたいと思います。〉

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 と、これまでの日々を振り返られた。

2008年11月、赤坂御用地内を散策される天皇ご一家 宮内庁提供