昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「“人生エロエロ”は清張さんの文体で書いているつもり」みうらじゅんが語る清張地獄

2019/07/03

genre : エンタメ, 読書

 7月3日、「松本清張生誕110年記念 みうらじゅんの松本清張ファンブック 清張地獄八景」(文春ムック)を発売したみうらじゅんさん。30代後半から小説はほぼ清張作品しか読んでいないというくらい大好きな清張さんへの熱い思いを聞きました。

◆◆◆

――『みうらじゅんの松本清張ファンブック 清張地獄八景』の巻頭に掲載されている、みうらさんと清張さんの執筆風景がそっくりで驚きました。

みうらじゅんさん ©文藝春秋
松本清張さん ©文藝春秋

みうら 僕も原稿を書くときはずっとタバコを吸っていますからね。物書きイコールチェーンスモーカーというイメージは、清張さんの影響が大きいのではないでしょうか。昔からロックな人と文豪はタバコを吸ったもんですよ。僕も清張さんに憧れて、いまだに原稿用紙に手書きだし、事務所で原稿を書くときは常にタバコを吸っています。自宅では1本も吸わないくせにね。昔、『8マン』って漫画があって、8マンは「タバコ型の強化剤」を吸って電子頭脳を冷却するって設定だったんですが、その刷り込みか、いまだにタバコを吸うといいアイデアが湧いてきて面白い原稿が書けるんじゃないかって思い込んでいてね。今日も元気だ、タバコも原稿もウマイってね(笑)。