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スケールの小さい発信を頑張った日本政府
でも日本政府も“それまでは”頑張ったと思う。
「首相初議長 SNS意識」(日経6月29日)という記事では、今回のG20では日本政府がSNSを使った情報発信に力を入れていると報じられた。
各国オールスターとの「談笑」を自ら発信して頑張ったのだ。これぞ自助努力ではないか。
こういう記事もあった。
「『米・日・中ぎゅうぎゅう』なぜ? 理由は『言えない』」(産経ニュース6月28日)
28日の特別イベントでトランプ米大統領、安倍首相、習近平中国国家主席が「狭そうに」3人で座っていた長机の風景が話題、という記事。
外務省は会場決定の経緯などについて「お話しできない」としているという。でも結果的にトランプと習近平を両脇に従えているように見える安倍首相というあの「絵」はさぞかし魅力的な発信に思えたはずだ。
大臣だって頑張っていた。外務大臣は「タローを探せ。」と題してG20での様々な写真をあげていた。
タローを探せ。入門編。 pic.twitter.com/UQLmCtEodR
— 河野太郎 (@konotarogomame) 2019年6月29日
そのあとの米朝韓の壮大な発信を見てしまうと酷だが、スケールの小さい発信を頑張っていたのである。
G20お疲れさまでした。
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