いつの時代も、成績アップには効率的なノート作りが欠かせません。実際の試験会場にまで持って行きたくなるようなノート作りの秘訣を書いた『東大合格生の秘密の「勝負ノート」』刊行に合わせて、旺文社デジタル編集部に「ノート作りに役立つおすすめ参考書」を寄稿していただきました。
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この連載では、先生や編集者、東大合格生など、受験の達人がノート作りに役立つイチオシの参考書や学習方法をご紹介していきます。第4回のテーマは「アプリ」です。
「ノート」に書きながら覚えて「アプリ」で確認!!
先輩からの英単語学習アドバイス
ここ数年で新しく登場した学習アイテムとして、スマートフォンアプリがありますね。では、実際の大学受験生はアプリをどのように使って学習しているのでしょうか?
旺文社の『英単語ターゲット 1900』公式アプリ『ターゲットの友』で勉強した、大学受験を終えたばかりの先輩達にアプリ活用法を聞いてみたところ、下記のような声が届きました。
・本で読んで覚えてからアウトプットの練習のためにアプリを使いました。アプリで間違えたときにその単語をメモして本にチェックを入れると復習がしやすいと思いました。また、チェックは間違えるたびに入れると苦手な単語がよくわかると思います。(愛知県/たけさん/大学受験生)
・「タゲ友で単語の発音確認→書籍で意味を確認しながら書く」これを覚えるまで繰り返す!(埼玉県/カズトさん/高校3年生)
・効果的なやり方は単語や例文を音読しながら紙やノートに書いて勉強することです!(茨城県/デスティニーさん/高校3年生)
アプリで学ぶ時代でも「書いて覚える」ことは変わらないようです。東大合格を目指すのならば、「合格ノートを作ろう!英単語帳はノートと組み合わせて学習効果アップ!」でも紹介したように、間違えた箇所をピックアップして「復習ノート」を作る習慣まで身につけましょう。
アプリ活用でメリハリのある学習習慣を!
とはいえ、「毎日英単語を1時間勉強するぞ!」とスケジュールをたてても、なかなか続かないものですよね。勉強スタイルにメリハリをつけるために、アプリをうまく活用してみるのはどうでしょうか。
朝起きたら、布団の中でそのままアプリを起動して5分間だけ、あるいは電車・バスでの通学中など、スキマ時間を活用して勉強してみましょう。友だち同士で同じアプリをダウンロードしてスコアを競い合うなど、ゲーム感覚で使うのもオススメです。『ターゲットの友』ユーザーも日常生活にうまくアプリを組み込んでいたようです。
・学校行く前に朝の5問、風呂から出て夜の5問。人それぞれですが、生活リズムの中にタゲ友を組み込んじゃいましょう。自然と意識も高まります。(広島県/しほぉん*☆さん/高校2年生)
・ペンを持って書き込むには何となく時間が足りない時や気力が湧かない時に、どうせ携帯に手を伸ばしてしまうなら、とこのアプリを進めました。スキマ時間の有効活用が出来ました。(長野県/Kさん/高校3年生)
・机の前ではなく、朝晩、バスや電車の移動中に毎日気楽に楽しんでやりました。(兵庫県/Massaさん/大学受験生)
・このアプリの記録に残る機能を利用し、友人と勝負をしていた。(岐阜県/勇者てつーやさん/高校3年生)
旺文社が2012年に東京の広尾学園高等学校で実施した調査でも、書籍とアプリの単語帳を併用した場合、生徒同士で問題を出し合う姿が見られるようになりました。書籍のみで学習した場合よりも英単語テストの平均点が伸びて、成績アップにつながる結果となりました。
アプリ『ターゲットの友』には、志望校を東京大学に設定すると「全国ターゲット選手権」にて東大志望者の中からどれくらいの位置なのかランキング表示されるアプリならではの機能があり、成績アップにつながったか、簡単に確認することができます。
すぐれた学習アプリは、他にもたくさんあります。参考書は書店で見比べて、自分に合ったものを選ぶことができますが、有料のスマートフォンアプリは、なかなかそうはいきません。『ターゲットの友』ならば無料なので、自分に合った学習習慣を身につけるために活用してみてはいかがでしょうか。