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 さて何から飲み始めるかと成分表を眺めてみると、種類ごとに「大豆固形分」と「イソフラボン」の含有量が違う。実は豆乳は、大豆固形分8%以上のものを「豆乳」、6%以上のものを「調製豆乳」、4%以上のものを「豆乳飲料」(果汁入り豆乳飲料は2%以上)に分類される(※注3)。この基準で分類し、順に飲んでいくこととする。

「豆乳」「調製豆乳」グループから飲み比べ

 まず「豆乳」グループから。

1.おいしい無調製豆乳(大豆固形分8%・イソフラボン56㎎、以下項目同じ)
【豆乳らしさ】★★★★★【おいしさ】★★★★
自分からおいしいという奴を私は信用しない。しかし飲み慣れた調製豆乳から甘さを抜いた味で、端的に言えばおいしかった。

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2.北海道大豆無調製豆乳(9%・86㎎)
【豆乳らしさ】★★★★★【おいしさ】★★★★
普通の豆乳はカナダ産の大豆が使われているそうだ。正直大豆の産地で味が変わるのだろうか……といぶかしく思ったが、明らかにスッキリしている。そして豆の味がする。

 次に「調製豆乳」グループ。

3.調製豆乳(7%・43㎎)
【豆乳らしさ】★★★★★【おいしさ】★★★★★
飲み慣れた基本の味。私にとっての基準はこの味である。

4.低糖質調製豆乳(6%・38mg)
【豆乳らしさ】★★★★【おいしさ】★★
アセスルファムK(甘味料)が添加されているからか、後味に微妙な甘さが残る。カロリー45%オフは魅力だが、この妙な甘さはあまり好きではない。

5.特濃調製豆乳(8%・30㎎)
【豆乳らしさ】★★★★★★【おいしさ】★★★★★
濃い。とにかく濃い。コップに開けたらドロリとしているだろうと想像できるほど濃い。

「豆乳飲料」果汁入りグループを飲み比べ

 続いては「豆乳飲料」果汁入りグループ。前述のように大豆固形分が2%以上と低いため、このグループは総じて豆乳感が薄い。豆乳初心者であれば、このグループから飲み始めることをおすすめする。

 

6.フルーツミックス(2%・13mg)
【豆乳らしさ】★【おいしさ】★★★★
大阪で飲んだミックスジュースの味がする。おいしいが、これが豆乳であることの必然性を考える。

7.いちご(2%・13mg)
【豆乳らしさ】★【おいしさ】★★★★
「いちご果汁3%」をうたっているだけあっていちご味が強い。豆乳感全くなし。

8.マンゴー(2%・15mg)
【豆乳らしさ】★【おいしさ】★★★
ほぼマンゴージュース、やはり豆乳感はゼロ。

9.白桃(2%・13mg)
【豆乳らしさ】★【おいしさ】★★★★
これはネクター。まぎれもなくネクター。豆乳ではない。

10.巨峰(2%・16mg)
【豆乳らしさ】★★【おいしさ】★★★
ぶどうジュースの味。しかし他の果物系に比べて振り切れていない。どこかにほのかに豆乳味が隠れている。