皇后陛下となられた雅子さま。長期療養中ではあるものの、東京都内や地方でのお出ましが増えるとともに、そのお召し物に注目する雑誌やウェブメディアが増えたように思う。

第47回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式に臨席された日本赤十字社名誉総裁の雅子さま ©時事通信社
7月29日、地球科学・リモートセンシング国際シンポジウム2019の関係者レセプションで歓談される天皇皇后両陛下 ©時事通信社

数年前まで想像できなかった「雅子さまフィーバー」

 ご成婚当初の「雅子さまフィーバー」を思い出させるようなこの盛り上がりは、ほんの数年前までは想像できなかった。

国土緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクール等入賞作品入賞者に声をおかけになる天皇皇后両陛下 ©JMPA

 公務でのお出ましより、愛子さまのご登校や学校行事などに参加されるお姿が多く取り上げられていた時期、御髪を長く伸ばされていた雅子さまは、ダークグレーやネイビーのような落ち着いた色のスーツをよく選ばれていた。取材中の現場もどことなくピリピリした雰囲気で、特にプライベートではできるだけ雅子さまや愛子さまがマスコミを気にせずお過ごしになれるよう、東宮職が配慮していたものだ。

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 国民からの期待を、雅子さまも感じられているだろう。お召し物にも明るい雰囲気が反映されているように思う。