新海監督は、脚本を書き終わったとき、まず野田さんに読んでもらいたいと思ったという。その脚本から2、3ヶ月後、映画の主題歌になる「愛にできることはまだあるかい」と「大丈夫」の2曲が送られてきた。
新海 完成までの道のりを、洋次郎さんは「長い旅をしてきた」と表現していましたが、本当に僕たちは長い旅のようなことを、ずっと一緒にやってきたんだと思います。まさに旅をするように、何かあるたびに映画はちょっとずつその形を変えていく。僕の場合、一番大きく作品が変わるのは音楽をもらった時なんです。
一番大きく作品が変わるのは、音楽をもらった時――。そう、新海監督は、音楽からインスピレーションを受け、物語を膨らまし、音楽を聞かせるために画づくりまで変える。出来上がった脚本に見合う音楽を求めるのではなく、脚本をより豊かにするためにRADWIMPSの音楽を必要としたのだ。
2人の“蜜月”が分かるツイッターのやりとり
2人の“蜜月”ぶりはツイッターからも見てとれる。映画が完成したのは公開まで2週間を切った今年の七夕(7月7日)だが、その2日前に2人はこんなやりとりをかわしている。
まずは新海監督のツイッターから。
洋次郎さんのお誕生日ですね。おめでとうございます!なんだか自分にまで良いことがありそうだなーって思えるくらい、彼はひとになにかをあげる人だなあといつも思います。
— 新海誠 (@shinkaimakoto) July 5, 2019
「洋次郎さんのお誕生日ですね。おめでとうございます!なんだか自分にまで良いことがありそうだなーって思えるくらい、彼はひとになにかをあげる人だなあといつも思います。」
それを受けての野田さんのリプライがこちら。
ありがとうございます!
— Yojiro Noda (@YojiNoda1) July 5, 2019
僕も新海さんにたくさんもらっています、ありがとうございます😌いつもいつも。
これからもよろしくです。 https://t.co/OjPg47ClQ6
「ありがとうございます!
僕も新海さんにたくさんもらっています、ありがとうございます☺いつもいつも。
これからもよろしくです。」
完成したときのツイッターも面白い。