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『どんだけ~』57歳IKKOさんの“許す力”「チョコプラ松尾ちゃんには感謝しかないの」

テレビっ子・IKKOさんインタビュー#3

note

チョコプラのモノマネを初めて見た日

―― そういう仕事は嫌だって思ったりはしないんですか。

IKKO いやいや、いきなりその人と初めて会って仕事したわけではないですから。何度か仕事を重ねて信頼関係ができたうえでやっているので全然大丈夫です。

―― 最近はチョコレートプラネットの松尾(駿)さんがIKKOさんの『どんだけ~』モノマネでブレイクされましたけど、最初に知ったのは。

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IKKO リビングで掃除していたときに、たまたまテレビをつけていたら「どんだけ~!」とか「まぼろし~!」っていう声が聞こえてきたんです。自分の番組のスケジュールは把握しているので「あれ、なんだろう?」って思ったら、あの2人だったんです(笑)。

―― それを見てどう思われましたか。

IKKO 嬉しかったですよ。よく特徴を勉強して、スゴいなと思いましたよね。私、こんな言い方してるんだなって。「どんだけ、どんだけ、どぉんだけ~」って(笑)。

 

「松尾ちゃんには和服も何着かあげたの」

―― 自分で見ても面白いですか。

IKKO 私、自分の面白さとか何とかって、何が何だかわかんない。気にしてやってることはないからね。たぶん、私みたいなのは芸人じゃないから気にしちゃうと、面白くないと思いますね。

―― チョコレートプラネットさんとはその後、何度も共演されてますね。

IKKO 私、“人生のお神輿”っていうのは2回はないと思ってたんです。12年前に「どんだけ~」が流行語になって1回お神輿に乗せてもらった。それだけでも十分ありがたいのに、彼らをきっかけに今再び神輿に乗せてもらった。だからあの2人にはすっごい感謝してる。

―― IKKOさんの和服も差し上げたと聞きました。

IKKO そう。最初は洋服をあげたんです。でも私自身がこうやってほとんど和服でテレビに出てるじゃない。それなのに、松尾ちゃんがお洋服だとかわいそうねっていうことで、和服も何着かあげたの。私がもう着なくなったやつだけど、2、3回しか袖を通したことがないものがほとんどだから、けっこういいやつだと思いますよ(笑)。