Illustration 師岡とおる

 グーグルの翻訳アプリ「Google 翻訳」が飛躍的な進化を遂げた。従来はアプリに外国語をテキストや声で入力していたが “リアルタイムカメラ翻訳”に対応。カメラをかざすと瞬時に翻訳可能に。しかし、精度はかなり微妙だ。

「ウイスキーの『SUNTORY OLD WHISKY』のボトルにカメラを向けると“サントリー古いウイスキー”と表示されたり、東急ハンズの英文字の看板は“東急手”。『スター・ウォーズ』のブルーレイセット『コンプリート・サーガ』が“完全な佐賀”になる等の爆笑事例が続出中です」(利用者)

 珍訳例は他にも「HELLO KITTY」が“地獄キティ”になるなどの例。この場合はハローの最後のOをカメラが見落としてヘル(地獄)になったのが原因のようだ。

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手書き入力も可能

「珍訳ばかりが話題になっていますが、実は海外のレストラン等でかなりの威力を発揮するのがこのアプリ。中国語やドイツ語は日本語へのリアルタイム翻訳には未対応ですが、撮影画像の翻訳ならば、わずかに時間はかかるものの、実用性は十分。チンプンカンプンな料理のメニューも瞬時に理解できます」(同前)

 利用シーンはまだ限定的かもしれないが、未来感あふれる機能であることは確かだ。

【俺の評価】グーグル翻訳のウェブ版には近年、人工知能技術が投入され精度が大幅に向上。「かなり自然な文章になった」との声も。試しに本アプリで「週刊文春」を英訳すると、センテンススプリングではなく“Weekly Bunshun”と見事に正解が表示された!

●無料/対応OS:iOS、Android/リリース元:Google, Inc.

インターネットに接続できない場合も翻訳可能な「オフライン機能」にも対応