大ヒットを続けるNintendo Switchのゲーム『Minecraft』の人気はなぜ生まれたのか。ライターの河上拓氏が、その盛り上がりと今後の展開について解説する(全2回の1回目/#2へ)。
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シェアを拡大し続けるNintendo Switch
任天堂が発表した2019年3月期(18年4月~19年3月)の連結決算によると、Nintendo Switchの販売総数は全世界で累計3474万台。1年間のソフト販売本数は1億1855万本と前期より8割超アップしている。
今年11月には「ポケモンシリーズ」の新作の発売が予定されており、「ポケモン」をプレイしたい層へ向けた廉価版、Nintendo Switch Liteが9月20日に発売された。
現行の家庭用ゲーム機シェア1位のプレイステーション4が、来年予定している後継機・プレイステーション5の発売へ向けて若干トーンダウンしつつあることも追い風となり、年末にかけてNintendo Switchはさらにシェアを拡大しそうだ。
ゲーム専用機のデジタルビジネスも好調で、デジタル売上高は前期比の9割以上増の1188億円となり、ついに1000億円越えを果たした。
Nintendo Switchソフトのダウンロード販売が好調なのは昨年末にリリースされた『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を初めとする自社キラータイトルのヒットによるところが大きい。それに加えて、インディーゲームの盛り上がりも影響していると見て間違いないだろう。