大番狂わせが起きた四国
さらに、四国で大番狂わせが。今回、ランキング急上昇の和牛(総合4位)だが、ボケ担当・水田信二が地元・愛媛県の熱い支持を受けて、四国地区を制したのだ。とりわけ香川県、愛媛県で、和牛は2位に大差をつけて圧倒的1位に輝いている。
「安心して自分の感情を託し大笑いすることができます。お笑い番組といえば『笑点』を観る程度の四国に住まう自分が、和牛の漫才を観るために大阪や東京の劇場に足を運ぶことになるとは夢にも思いませんでした」(女・49・香川)
また、四国2位には広島の有吉、四国3位には岡山の千鳥が入り、瀬戸内海を挟んだ地元人気の高さが示された。四国5位にはダウンタウンと同数で、愛媛県出身の女性ピン芸人・友近がランクインした。
「友近扮する水谷千重子の歌唱力がスゴくて面白い。水谷千重子のコンサートにも、友近単独ライブにも毎年行っています」(男・45・愛媛)
九州・沖縄地区では、サンドウィッチマンが1位を死守。地元の博多華丸・大吉が4位にランクイン。福岡県での博多華丸・大吉の人気はさすがに高く、1位こそダウンタウンに譲ったものの、2位のサンドウィッチマンに1ポイント差に迫る3位につけた。
「若い頃、博多でテレビに出ている時から地元の人は大好き。まさか東京で活動するとは思わなかったけど、地元の人は金曜日午後7時から放送されている番組(テレビ西日本「華丸・大吉のなんしようと?」)は必ず見てしまいます。それだけ地元に愛されている2人です」(女・52・福岡)
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「《男女別、地域別、世代別…》12図解でデータ徹底分析『好きな芸人』『嫌いな芸人』2019【超深掘り8千字版】」では、世代別、地域別の詳細な分析に加え、大躍進を遂げた和牛を支えたファン層の秘密、男女別ランキングでは大きく順位を変えた芸人の分析、さらには、“不倫芸人”のランキング変動の調査まで、12の図解と8000字を超える原稿で紹介している。全文は「週刊文春デジタル」ほかで公開している。